空間把握能力(空間認識能力)は、物体の情報や配置・位置・方向などを認識する子どもたちの生活や学習をサポートするための重要な力です。受け取った情報を頭の中で管理・操作する力でもあり、立体的な物体の構造や、物事の背景を理解するためには欠かせない能力で、論理的思考力とも関連しています。情報を効率的に管理・操作するための情報整理にも必要です。詳しくは「空間把握能力」で検索してくださいね。
ではなぜ書道でこの能力が身につくのでしょうか?書道はお手本をよく観察し、大きさ、長さ、とめ、ハネに気を付けながら半紙や紙に文字を書いていきます。教室では、毛筆の練習時、お手本と半紙に折り目を付け、どこまでの長さにするか、偏と旁のバランス等、あれもこれも気にしながら書いていきます。添削する時はお手本と比べてどうすればお手本に近づくか指導します。丁寧な文字を書く事は、線と線のつなぎ目や、アキの幅、角と角を合わせる等を意識するので雑な字にならず、決められた空間にバランスよく書くことで、空間把握能力を鍛えられます。スポーツは、体全体を使い空間把握能力を鍛える事が出来ますが、苦手な方には苦痛ですよね。その点書道は、快適な部屋で天候にも左右されず、気軽に取り組むことが可能です。
書道をすることで空間把握能力を身につけて日常生活で役立てていきましょう。